ガンサイザーは日本工機株式会社の登録商標です。

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● 岩盤,岩石及びコンクリート破砕の現状 -----

       各種破砕工法としては、従来より用いられてきた、爆薬、制御発破用爆薬、コンクリート
       破砕器など火薬類を用いるもの、大型ブレーカ(油圧式)、油圧圧砕器(コンクリート構造
       物解体用)など機械による方法、さらには、大量の岩盤掘削においては、リッピング工法
       が、能率よく用いられています。
       一方、最近になって施工場所周辺よりの環境保全に係わる振動、騒音の制約から、
       これら従来よりの破砕工法の採用が困難な場合も増加してきています。
       このため、各種の静的破砕剤工法が研究され、実用可能な破砕工法として、油圧クサビ
       による破砕工法、膨張性破砕剤による破砕工法が開発され実用に供されてきています。
       しかしながら、これらの工法でも、その適用性に限界があり、特に自由面の少ない破砕
       おいては、破砕性が悪くなることから、工期・経済性に問題を生ずる場合が多くなります。

◎ この問題を解決する為に,新しく研究開発された破砕工法が,
   蒸気圧破砕薬剤『ガンサイザー』による低振動破砕工法です。 
                      特      長

 市街地等,保安物件が近接する場所における岩石,岩盤,コンクリート構造物等の
       破砕を比較的高能率で,さらに低振動状態で行うことができる破砕薬剤がガンサイ
       ザーです。 その特長は次のとおりです。

        1.非火薬組成の破砕薬剤です。
        2.岩石,岩盤,コンクリート等を瞬時に破砕できます。
        3.破砕する場所の環境温度に左右されず,一定の破砕が可能です。
        4.破砕時の地盤振動が小さくなります。

       技術(材料)のポイント
        1.引張強度が150kgf/cm2 程度までの脆性体と瞬時に破砕できます。
        2.−15。C〜+75。Cの環境温度下で一定の破砕が可能です。
        3.発破工法と比較し,振動速度値で50%程度以下の値となります。

                      適 用 , 用 途
        ガンサイザーは、市街地や住宅地など、振動・騒音に配慮が必要となる場合の
        岩石/岩盤破砕やコンクリート構造物の解体,およびトンネルの掘削等に使用
        することができます。

        1.造成工事等のベンチ破砕。
        2.道路拡幅工事等ののり面整形破砕。
        3.転石の小割破砕。
        4.下水道管理施設等の溝掘破砕。
        5.立坑掘削や盤下げ破砕などの1自由面破砕。
        6.無筋および鉄筋コンクリートの破砕。
        などで使用されています。